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保護のための採点表

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ねらい
1) 身近な地域社会で野生生物を守る、あるいは脅かす原因と結果について説明する。
2) 野生生物にとってためになる変化を地域で進める。

 

方法
子供達は家の周辺で野生生物に影響を与えている因果関係を調査する。“コミュニティー・ワイルドライフ・スコアーカード”を作成し地域社会における自然生態系の質を向上又は保持するための行動を提唱する。

 

背景
自然の秘密を発見することはとても楽しく驚きがたくさんある。学校の校庭でも、裏庭でも、近所でも、地域でも発見はある。森や湖、高原、砂漠、川、空、海だけでなく、町にも、郊外にも農業地にも、私たちの周りには自然があることを私たちは時々忘れてしまう。
このアクティビティーは、子供が驚きを持って自然の秘密を発見できるように工夫を凝らしている。同時に子供に身近なところでの野生生物が抱える問題、特に人間活動の結果から生じる問題に気づかせるきっかけにもなる。
私たちのうちの何人かは、数少ない野生生物がはっきりわかっている区域に住んでいる。しかし、多くの人は周りにいる野生生物をすぐそこにいるときでさえ忘れている。鳥やチョウ、リス、虫などを見過ごしている。また、私たちは自分たちの行動が周りにいるほかの生物にどんな影響を与えるかについて無頓着であることも多い。実際、「限定的な」視点を身につけやすく、たとえば、野菜畑のアブラムシをみたときアブラムシを殺すことだけを考えて、有毒スプレーを使うと他の生物にどんな影響を与えるかを考えないというように、往々にして私たちの判断は不十分である。
このアクティビティーの主な目的は子供達の身近な地域社会と、野生生物に影響を与えていることとの因果関係への認識を深め、野生生物のために役立つ個人的又は地域社会的行動を提唱することである。

 

 

 

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